第十六番 浄谷寺

浄谷寺は富田林じないまちの一角にある融通念佛宗の寺院で、河内西国旧十九番札所でしたが、今回十六番札所として登録致しました。

第十六番札所

法語=諸行無常 是諸滅法

◆大阪府富田林市富田林町7-12  TEL072(123)4566

浄谷寺の山門
浄谷寺の山門

浄谷寺の歴史

当寺は富田林じないまちの一画、南会所町にあり、大阪市平野区にある融通念佛宗総本山大念佛寺の末寺となっている。

弘安9年(1286年)済戒真證上人によって毛人谷村に開かれ、天正2年(1574年)に当地に移転し今日に至ったとされている。

また史料には、慶長13年(1608年)に「大念仏道場」とあり、寛文6年(1666年)に総門徒の寄進により再興された記述が残っている。

浄谷寺の本堂 浄谷寺の本堂
浄谷寺の本堂

浄谷寺の本堂 浄谷寺の本堂 浄谷寺の木

二尊堂について

境内右手には二尊堂があり、その中に応長元年(1311年)銘の石像地蔵菩薩立像が安置されているが、大阪府下でも大変珍しい古い年号の地蔵像として、昭和45年2月に大阪府指定文化財となっている。石像の両側に刻まれた文字によると小比丘尼と真證という2人の報恩供養のために建てられたことがわかる。

また、境内の隅に永仁元年(1293年)の年号がある石像の傘塔婆があり、当寺の歴史の古さをうかがわせています。

二尊堂
二尊堂
浄谷寺案内板

交通アクセス

浄谷寺へのアクセスマップ
浄谷寺の行事予定